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執筆者の写真s-naka

卒論中間発表会が終わりました

更新日:2019年12月8日


スケジュール表(個人情報削除)

2018年7月4日に卒論中間発表会がありました。


今年度の心理学系卒論生は7月と9月の2回に分けて卒論中間発表会が予定されており,7月の部では6名の卒論生が発表しました。

ちなみに今年度の卒論生は全部で12名いますので,半数の方が7月に発表したことになります。


高知大学人文社会科学部の心理学教員の専門は「認知心理学」,「感情心理学」,「発達心理学」,「社会心理学」の4つです。

各専門分野の下で卒業論文を書くことになるわけですが,卒論生の研究テーマはそれぞれの専門に即しながらも分野横断的なテーマが多いなあと感じました。


個人的には分野の区切りのなさが面白さだと思っており,まだまだ詰めの甘いところはありましたが現段階では当然のことだと思うので,今後どのように発展していくのかが楽しみです。


さて,社会心理学(私の専門)分野はどうだったかと言いますと,まず今回の卒論中間発表会では2名が発表しました。社会心理学分野の卒論生は2名なので全員が発表したことになります。


一人は「妬み経験が友人関係に及ぼす影響」について。質的研究でアプローチすることになっており,個人的には単純な要因に還元できない,人間の泥くさい部分が明らかになることを期待しています。実際,ゼミでも「妬み」と「嫉妬」は何が違うのか?といつも(私が)悩んでいます。そもそも「妬み」(あるいは「嫉妬」)とは?ということまで切り込んでいけると楽しいだろうなと個人的には思っています。

発表もとても聞き取りやすく,質疑応答もしっかりしており,とてもよかったです。


一人は「災害時の情報取得と避難行動」について。こちらもテクスト分析と面接調査の二つの質的研究からアプローチすることになっています。私は今,アクターネットワーク・セオリーに関心があるので,こちらはよりアクターネットワーク的な観点でみれそうで個人的にも興味があります。ただし,いかんせんアクターネットワークについて学べていないので,そこから学ぶとなると長い道のりだなと思います。ちょっとずつ観点を共有できたらいいなと思っています。

発表も聞き取りやすくとてもよかったです。少し「噛んで」いましたがそれもリカバリーしていてさすがだなと思いました。


全体として,無事に終わった卒論中間発表会だったと思います。


個人的な反省点:テンションがあがってしまって普通の研究会みたいに最初突っ込んでしまったこと。9月はそうならないように冷静にいきたいと思います。


発表者のみなさま,おつかれさまでした。

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